2日前に見た映画。
家政婦の「ハル」を中心テーマに据えてこの映画を見てみました。
好奇心。この本質的なもの。それを幼い頃奪われたり、否定されたとしたら、いつまでも追い求める。それを取り返そうとしたり、認められようとしたり。
喉の渇きのようなその喪失感は、より飢餓感を増していく。その飢餓感は、より高まり常軌を逸していく。
アインシュタインが原子力の原理を好奇心で発見した。認められ、広まった。
人間はその恐ろしいものを、制御し、手に負えるものにするということに躍起になり、それを使うことができるようになるということで、その恐ろしい未知の力である原子力を駆除しようとした。
アインシュタインは日本を訪れて言った。私の幼い頃の抑圧された好奇心がこのような結果になってしまった。
「ハル」に見える、好奇心のこと。・・・善でも悪でもない好奇心のこと。そして、夢も善でも悪でもないという。愛・・・人生・・・はてしないこと。
アリエッティの原作を読んでみることにする。
深い哀愁に満ちた素晴らしい映画でした。