地域の新型コロナウイルスのほとんどは2%の無症状陽性者が保有する:日経メディカル

解析の結果、1405人のPCR陽性者が確認された。これらの無症状者におけるウイルス量は有症状者で観察されたものと区別がつかなかった。なお、このデータは英国変異株や米国から報告されている変異株が出現する前のデータであることに注意が必要である。qRT-PCRから唾液1mL当たりのウイルス量(ビリオン、つまり細胞外に存在し、感染性を持つウイルスを指す)を検討した結果、症状の有無にかかわらず、SARS-CoV-2陽性者の約50%は、これまで生存ウイルスがほとんど分離されてこなかった程度の低いウイルス量だったことから、非感染期にあると考えられた。 さらに有症状陽性者も含めて検討した結果、無症状の陽性者1405人、つまり全体の2%に相当する人が、コミュニティー内に存在するビリオンの90%を持つことが示唆された。こうした人はウイルスの「スーパーキャリア」であり、「スーパースプレッダー」として機能していることが分かった。

情報源: 地域の新型コロナウイルスのほとんどは2%の無症状陽性者が保有する:日経メディカル

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