毎朝の太極拳、指を回して、体の隅々まで、細胞の一つ一つまで、目覚めさせる気持ちで行います。映像のような方法ではありませんが、太極拳の練習前も必ず行うのがこの指運動です。とても清々しいのびのびとした感覚になります。
指先には井穴(せいけつ)という経穴があり、経絡や太極拳では気のわき出る場所として、重要視します。
太極拳では、動きの始まりと、経過点、そして抹消に気が伝わっていく技術としての長勁の三節という原理は、井穴が気の動きの抹消としてます。
練習の最初に必ず行う指龍という指運動は、武当派太極拳に伝わっています。
点穴術や発勁には全てこの三節が備わっています。指龍は健康には欠かせない運動ですので、私たちはもっと厳密に経穴や内蔵とのネットワークを理解して指運動を行います。
指先を動かすことは、とても健康に良く、又脳の活性化や、ストレス解消にも効果が認められています。