凌空勁(りょうくうけい)と易

 太極拳には凌空勁という発勁がある。

ちまたでは、この発勁を空気投げみたいな嘘っぽいものにして、YouTubeなどでもこれが凌空勁だと言ってお互いに演技の練習をしているものばかりである。

凌空勁は日本武道でも当たり前にある「敷く」という枕の先と同じである。
太極拳の古い書物でもちゃんと「敷」と表されているのである。

相手を自分の思いどおりに動かす発勁。最も簡単な凌空勁は、例えば左手揮琵琶で左手を内側に下降させながら、右足で相手を蹴ろうとする気を発する。… 続きを読む

京都暴走事件

12日京都市東山区で、信号無視をした車が歩行者18人をはね、8人が死亡した。

あの場所は私が大阪にいる頃や、京都にも住んでいたのでよく歩いたところである。
悲しい事故である。

青信号に変わったので、歩き出した人がはねられたのであるが、同じところで、異変に早めに気づいて戻った人は巻き込まれていなかった。

私が、世田谷に住んでいる頃、よく行くレストランの前の横断歩道で、片山隼君事件が起こった。東京都世田谷区の片山隼(しゅん)君(当時8歳、小学校2年生)が1997年11月28日午前7時50分ごろ、自宅近くの信号機のある交差点で、ダンプカーにひかれて死亡したのである。… 続きを読む

合法ハーブ

8027今朝、北朝鮮がミサイルを打ち上げるというニュースを見ていたら、燃料に劇薬の化学物質が使用されているという報道がされていた。

火傷様の腐食をするらしい。吸い込んでも同じ。

そこからの連想で、最近話題の合法ハーブのことを思い出した。

合法ハーブはTHC(マリファナの主要成分=カンナビノイド)に似た化学物質がハーブに混ぜられており、THCはマリファナの規制に該当するので捕まるが、少し分子配列を変えるだけで、合法となっている。いたちごっこをしている。そしてTHCの4倍以上の強烈な効き目がある。… 続きを読む

フェイスブックのナスダック上場決定・・・で考える。

FaceBookを始めて試行錯誤だが、最近またMIXIにも舞い戻った。

日本では、FaceBookは顔見知りの友達が友達申請をするという、アンリットンルールが根強い。多くの見知らぬ人に友達申請するものは敬遠されているようだ。

そもそもFaceBookは大学内でのコミュニティ作りに始まった。しかしながら、よく考えてみると、顔見知りだけではなく、同じ大学にいるということだけで友達申請ができ、それを受けてネットワークを広げている。… 続きを読む

膝の故障が多い太極拳

太極拳を20代前半からやり始めて、多くの太極拳の武術家と巡り合ってきました。もちろん武術ではなく套路をやっているだけの人もです。
絶えず、膝や腰を壊したと言う人が特に太極拳が多いようです。

 太極拳はとても難しい動きを要求しているように見えますが、ちゃんと基礎からやって、無為で自然な動きを習得すれば、絶対に膝などを壊すわけがありません。

しかし、武道ですから、すぐに套路のような動きをするのは危険です。いくら安全域でやれと言っても無理です。そんな意識を持っていると固くなるので余計に危険です。形や姿勢を要求されればされるほど、中身(基礎)がないので壊れやすいのです。… 続きを読む

猪木快守さんを偲ぶ

今日は、猪木快守さんの一周忌である。
快守さんとは、私が東京の湯島で会社をやっている頃(30代の前半)、頻繁につきあいをしていた。
彼はよく私の事務所に来たり、また彼の事務所に行ったりもした。
彼の事務所には弟のアントニオ猪木さんもいて、とても大きな大皿に野菜炒めのようなものが山盛りにされており、それを食べないかとすすめられた。
事務所に、大きな大皿の野菜炒め?とても不思議な感じだったが、猪木さん達の深いなんともいえないファミリー感を感じたことを覚えている。… 続きを読む

小泉純一郎さんと子供

 選挙前のテレビ討論の際、教育政策について尋ねられた小泉首相が、他の政治家たちが具体的な政策について話す中、「子供はまず、ぎゅっと抱きしめてあげることが大事」と熱く語っていました。

私がまだ大阪にいる頃、和歌山か大阪の南の方だったかは忘れましたが、自民党のパーティに参加したことがあります。

その時にとなりの丸テーブルに座って、子どものことについての話をしていて、愛やら、抱きしめるやら、何か政治家らしからぬことを笑いながら大きな声で話していて、その爽やかな笑い方が凄く印象が良くて、その当事は変わった人もいるのだなと思っていたことを思い出しました。その人が今思い出すと小泉さんでした。たぶん隣に座っていた佐藤恵議員(時の郵政大臣だったかな?)に教えてもらったのだと思います。(私の母と懇意にしていました。)名前と共に印象が強く残っていました。… 続きを読む

老犬に外気功

今日の朝の套路を始める前に、少し足下がおぼつかないワンちゃんを散歩に連れた男性と会いました。

そのワンちゃんはなんと、人間で言うと90才を超えているらしく、腰が抜けたような障害が出ているということでした。私も見た目でわかりましたが、犬も鳥もだいたいの脊椎動物は人間と同じような経絡と経穴があり、少し動きを見ているとはっきりとその流れと拠点が目に見えます。

人間で言う仙骨あたりの両側にある経穴が恐ろしく弛んでおり、これは歩くときには力が入らなくて、鈍痛もあるだろうなと思い、片手で挟むようにして外気功を施してやると、口からヨダレを垂らして気持ち良さそうにしたので、少し締めて上げると,しっかりとした足つきになり、飼い主の男性も驚いていたようで、ワンちゃん共々とても喜んでいました。… 続きを読む

You’ve got to hide your love away

ビートルズのヒット曲。高校時代によく歌っていた曲です。
ジョンレノンが、私の横に座ってギター片手に歌っていました。
(若い頃悪いこと「るしいいんざすかいういずだいあもんど」しているときにです。)
失恋した男が、ふてくされて、あたりちらして、惨めたらしくって、とても、素敵な曲です。
こうやって、私たちも「悲しみをぶっ飛ばしてたなあ」と・・・確かに、すぐに気持ちよく立ち直れましたね。
歌詞を少し忘れかけたので、最近ギターでよく歌ってます。
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映画 ハイダウェイ / Hideaway

昨日見た映画です。30才頃、冬の海に放り込まれて、走馬燈を見た経験があります。それから1年間くらいは、まるで別の人物が自分の記憶の中にいるような経験が続きました。それは、ほとんどは夢で見ていたことですが、人を殺して床下に埋めたり、住んだことのないような場所に、見たことがあるようなないような女性と住んでいたり、全て、夢だったんですが、その時は、夢がまるで現実のような感じが続きました。いまでも、本当は人を殺したのかも知れないと思えるほどリアルな現実です。そんな経験をした人がきっとこの映画を作ったのだろうと思えるほど、私の経験とよく似たような感覚がする映画で、少し、変な感覚を思い出してしまいました。… 続きを読む